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終活の一環として、自分のお墓のことについて元気なうちから考える人が増えてきています。お墓は、墓地や霊園に建てるのが一般的でしたが、現在では少しずつ変わってきています。

下記では、お墓を選ぶ際に参考になるポイントを交えながら、お墓の選び方についてご紹介します。

最近は、核家族化や少子化が進み、跡継ぎがいないという家庭も少なくありません。

また、子どもがいても遠方に居住している場合、定期的に帰省してお墓の管理をすることが難しい場合もあります。そのため、樹木葬や永代供養など新しいお墓が多数登場しているのです。

墓石の代わりに樹木を墓標とするのが樹木葬です。樹木葬が広く知られるようになったのは1999年頃からで、まだ比較的新しいタイプの供養方法です。

お墓を建てる必要性がないため、後の管理についての心配がいらないことや、自然に還るという考え方に魅力を感じる人に人気です。

永代供養は、寺院や霊園などで永きに渡って供養してもらうことができるもので、個人のお墓を建てるものとそうでないものとがあります。

個人のお墓を建てない場合は、合祀墓という共同のお墓を利用するため、見ず知らずのたくさんの人と一緒にお墓に入ります。墓石を準備したり、専用のスペースを設けたり、追加費用などの必要もないため、経済的にも負担が軽くなります。

また、しばらくは個人のお墓に入り、将来的には合祀墓へ入るプランもあります。亡くなってからしばらくは一般的なお墓に入るため、そのお墓を準備する費用が必要ですが、遺された人々はいつもと変わらない方法でお参りすることができます。そして、将来的には無縁仏になることなく、永く供養してもらえるのです。

先祖代々受け継がれたお墓・墓地に入るのか、それとも自分の世代から供養方法を変えるのかは、自分以外にお墓を守ってくれる人がいるかどうかが重要なポイントになります。

お墓を守ってくれる人がいても、樹木葬や自然葬、永代供養を望む人も少なくありませんから、それぞれの特徴をよく知り、自分の希望を大切な家族に伝えておきましょう。